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Geostationary Operational Environmental Satellite ( リダイレクト:GOES ) : ウィキペディア日本語版
GOES[ごーず]

GOES(ゴーズ、Geostationary Operational Environmental Satellite)は、1975年から利用を続けているアメリカ合衆国静止気象衛星シリーズである。通常は気象衛星として紹介とされるが、気象だけでなく太陽からのX線など地球を取り巻く環境を広く観測する人工衛星である。GOESはNASAが開発と打上げを担当し、アメリカ海洋大気庁(NOAA)によって運用されている。GOESは、基本的にアメリカ大陸上空の東西に1機ずつ配置され、西経75度にGOES-Eastが、西経135度にGOES-Westが配置されている。

== 観測機器 ==
GOESの観測機器は大きく分けて4つある。
;イメージャー
:天気予報などで使われる雲画像は、この装置で観測する
;サウンダー
:大気の断面構造を観測する。米国海洋大気庁が運用している極軌道衛星NOAAシリーズのTOVSに似ている
;宇宙環境モニター
:プロトン、太陽X線、荷電粒子磁力を測定する
;太陽X線イメージャー
:太陽をX線波長帯で直接観測する
日本MTSATで言われるイメージャーは、GOESで使用されるイメージャーが基本型になっている。MTSATとの違いは観測する波長帯の違いがあり、GMSからGOESへの観測切り替えの際に、波長帯に依存する観測・統計要素をやむなく中止した。各機のイメージャーは、GOES-8以降がITT社製、対するMTSATでは、MTSAT-1Rがレイセオン社製、MTSAT-2がITT社製で、それぞれ画像のディテールなどに違いがある。
MTSATシリーズでは、打ち上げに失敗したMTSAT-1,待機モードにあるMTSAT-2はITT社製で、分解能はGOESシリーズと同じである。MTSAT-1Rは成功していた場合MTSAT-3となる衛星で、赤外領域の分解能は、MTSAT-2よりも高い分解能を持っている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「GOES」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Geostationary Operational Environmental Satellite 」があります。




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